極上の御塩ができるまで

 

 久高島の御塩という特別な形状のお品を、皆様にお届けできるようになるまでに長い年月がかかりました。現在、塩の製造方法はいくつもありますが、私にはこだわりがありました。世界各地の海を調査(サーフィン)し、(海を)体感し確信できたことがあるからです。
 
 それは、海水に浸かり、皮膚はもとより、体内に海水をとり入れることで身体が健康になっていく事実です。行き着いたのは、人間が本当に必要なものは海水であり、乾燥した塩である必要はないという結論でした。約40億年の生命の進化をさかのぼり、あらゆる生命体の起源をたどっていくと、最終的には「海」に行き着くと言われています。
 
 私たちは、長年の進化の過程で海をうまく身体に取り込み、陸で暮らせるようになりました。海水の成分と、血液の成分の似通りを知れば、海から陸上に上がる時に「海を残す方法」だったのだろうと想像ができます。つまり、体内に海水を持って生きているのです。あたりまえのことですが、人間は自ら体内で海水を作り出すことは出来ません。当然、補給が必要となります。人間が「塩」を必要とすることをはじめ、あらゆる海産物を口にする由塩(ゆえん)です。
 
 生き物としての「原点海帰」(げんてんかいき)が必要だということ
 
 そして、その上で改めて私がこだわったのは、「海の美しさと陸上の清らかさ」という言葉に要約できます。まず、自身が体感した最上の海水であること。それは、26年前に久高島の海に飛び込んだ瞬間に感じ取れた浄化力の強さでした。フィリピン近辺からの湧昇流が、そのまま沖縄の東の海上にある久高島に届くこと。美しいと言われる沖縄の海の中でも、街の生活排水の影響をほぼ受けない環境にあること。次に、その海から海水をくみ上げ、製品にするための「場所」。極上の塩の製造には、それに適した環境が必要だと考えてきました。
 
 物作りには、その物に適した場所が必要です。塩のように繊細な物は特にそれを要求されるものです。その場所としての久高島とは、琉球神話・琉球王国の聖地としての500年の歴史を持ち、今もなお暮らしの中心にその文化を大切にされ暮らしている土地であること。自然を神と崇め、敬意を持つことで、海、土地に対しての暮らしぶりも清らかになります。そのような久高島、ここを土台とさせていただいて、手間と真心を込め、かつ、お伝えすることはできませんが、とてもとても贅沢な作り方で、人間に必要なミネラル補給がされることを願い、作り上げております。大切なのは「原点海帰」です。どうぞ、お楽しみください。
 感謝

             株式会社エスライン 代表取締役 椚座 信

久高島の御塩

 
 
 

 
 

[ 非売品 ]

 

 
 
 
 

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